約束の指にキスして。
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広い高級旅館に荷をおろして、一時間後。
俺達男子バスケット部は最寄りのビーチへと移動していた。
目の前を、狙いを定めたターゲットへと走り回る先輩や同級生が走りまわる。

ここまできてナンパなんて、マジ女にうえてんだろーな。
高い空に青い海。

俺は深呼吸して、いつかくるはずの瑛梨の姿をまった。


『あのーすぃませーん。』

『?』

後ろから呼ばれ、振り返ると、大学生位の女達が俺の後ろにたっていた。

『あっちでねー、ビーチバレーやってるんだけどぉ、良かったら一緒にやらない?』

『そーそー。あ、君も是非来て欲しいなぁ。』

黒ビキニの女の胸が腕にあたる。
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