約束の指にキスして。
そうだ。
アタシ、コレでやっと桔平と健司を自由にしてあげられるかも知れない。
匡ちゃんが来てくれたから、アタシ、もう桔平と健司に依存しないで生きていけるかも。

そうだ。そうだ、そうだ、そうだ!

これで、これから桔平と健司にバスケを精一杯やらせてあげられる。

きっと、健司も桔平も、アタシを気にしなくて良くなるからもっと自由になれる。

きっと、桔平にも健司にも、彼女ができる。
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