約束の指にキスして。
■□■■□□■■■□□□
『瑛梨~。8分なぁ!』
お兄ちゃんの大きな声に、頷く。ピーと試合開始の笛が鳴って、二人のジャンパーの間で高くボールが上がった。
只今、男子バスケ部の紅白戦中。
お兄ちゃん、健司が率いる赤組と、今日初めてこのチームでゲームをする匡ちゃんと桔平の白組。
初めは、桔平がボールを手にしてボールを運んだ。
だけど、ガードが固い。
桔平がボールを匡ちゃんに渡した。
一瞬だった。
匡ちゃんは華麗なドリブルでディフェンスをかわし、意図も簡単にシュートを決めた。
『瑛梨~。8分なぁ!』
お兄ちゃんの大きな声に、頷く。ピーと試合開始の笛が鳴って、二人のジャンパーの間で高くボールが上がった。
只今、男子バスケ部の紅白戦中。
お兄ちゃん、健司が率いる赤組と、今日初めてこのチームでゲームをする匡ちゃんと桔平の白組。
初めは、桔平がボールを手にしてボールを運んだ。
だけど、ガードが固い。
桔平がボールを匡ちゃんに渡した。
一瞬だった。
匡ちゃんは華麗なドリブルでディフェンスをかわし、意図も簡単にシュートを決めた。