約束の指にキスして。
『おい、あぶねぇぞ。』

コインランドリーで部員の洗濯物をしていた最中、後ろから匡ちゃんに捕まれる。
匡ちゃんは、疲れてるからいいよって言ったのにマネージャーの仕事の洗濯に付き合ってくれた。

アタシは、苦笑いして、匡ちゃんの腕から離れた。

『だから、あぶねぇって。』

またふらついたアタシの肩を支え、匡ちゃんはアタシを椅子に座らせた。

なんかおかしい。

体が、いうこと聞いてくれなくて、凄くフラフラする。

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