約束の指にキスして。
めちゃめちゃにしてやりたかったんだ。

死ぬ寸前まで俺を求めろと。

どんなに大事か、痛感しろ、と………。


『痛い、よ。健司……』


好きだよ、瑛梨。
狂おしい程に。

こんなにも無防備に俺に抱きついちゃう瑛梨が。

お前が居なきゃ、俺がなにも出来ねぇんだよ。

瑛梨は、俺のドラッグ。

無しじゃいられねぇ。

依存性たかすぎ。

ほら、死ぬほど心配して不安で走ってきたのに、瑛梨を求め始めた俺、かなり危険。
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