約束の指にキスして。
『おし。じゃあどこわかんねーの?』
『ドコって?』
『んーだから、確率とか、図形とか証明とか…』
『全部!!』
『全部って…時間かかりそうだな。まぁ、いっか。』
健司は優しく分かりやすく教えてくれた。
顔がぶつかりそうな位アタシの近くにいて、私の手がとまるたび助けに入る。
ふと見上げると、健司の顔がある。健司は、『黒髪の王子様』って呼ばれる位、顔がいい。
矯正な顔から出される吐息が頭にかかる。
『ドコって?』
『んーだから、確率とか、図形とか証明とか…』
『全部!!』
『全部って…時間かかりそうだな。まぁ、いっか。』
健司は優しく分かりやすく教えてくれた。
顔がぶつかりそうな位アタシの近くにいて、私の手がとまるたび助けに入る。
ふと見上げると、健司の顔がある。健司は、『黒髪の王子様』って呼ばれる位、顔がいい。
矯正な顔から出される吐息が頭にかかる。