約束の指にキスして。
『ばいばい、桔平。
忘れて?
絶対、アタシの事なんか思い出しちゃ駄目だよ。こんな最低の女、絶対………』


背中を向けて、1人走り出す。

夕日のバージンロードを1人で駆け抜ける。

危ない。

泣いちゃう所だった。

さよなら。
ばいばい、桔平。

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