約束の指にキスして。
遠くに見える、影が1つ。
赤色のTシャツ。
白のハーフパンツ。
命のバスケットシューズのまま、コンクリートの上を走る少年。
タクシーは…
なんの戸惑いもなく、なんの躊躇もなく…その少年の横を通りすぎた。
『…桔平??』
後ろの窓にへばりつく。
背中に、《共》の文字。
間違いなく、桔平だ……。
『馬鹿だよ………。』
あんなに酷いこと言ったのに。
まだアタシの事を追いかけるの??
ねぇ…桔平ぇ。
赤色のTシャツ。
白のハーフパンツ。
命のバスケットシューズのまま、コンクリートの上を走る少年。
タクシーは…
なんの戸惑いもなく、なんの躊躇もなく…その少年の横を通りすぎた。
『…桔平??』
後ろの窓にへばりつく。
背中に、《共》の文字。
間違いなく、桔平だ……。
『馬鹿だよ………。』
あんなに酷いこと言ったのに。
まだアタシの事を追いかけるの??
ねぇ…桔平ぇ。