約束の指にキスして。
クリスマスカラーのプレゼントを紐とくと、小さな箱が現れた。
と同時に小さなカードが落ちる。
《瑛梨へ》

『なんだろ……。』

そっと開いてみる。

すると、シルバーリングが1つ、キラリと光っていた。

『これ…』

手にとって、かかげてみる。

これは…
アタシが、桔平の誕生日に送ったのと同じもの。
よくみると、はめ込まれたピンクの石と、内側に彫られた《K》の文字がある。

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