約束の指にキスして。
『このまま寝てもい?』

『え?…グスッ。』

『約5ヵ月、お前と会えなくて寂しかったんだから良いだろ?』

『健司?…ゴメンね…』

『んー、こーさせてくれたら許す。』

『キャッー!』

『アンッ!』

ギュッと抱き締められて、視界は健司の胸元だけ。
バクバクと心臓が壊れそうな程脈を打って…しばらく抱き締められる免疫がついてなかったから、余計激しい。

クスクス笑う健司にはきっと聞こえちゃってるんだ。

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