約束の指にキスして。
『健司…桔平……。』

うつむいたアタシの頭を、桔平と健司がガシガシと撫でる。
許してくれるんだね…
そして、必要としてくれてるんだね。

嬉しくて…。
アタシ死んじゃいそうだよ。


今年の桜は、皆一緒に見れた。

それだけでアタシは幸せで。

やっぱり三人一緒が一番心地よくて。

そんな事を思いながら、空を見上げるアタシの手を握る桔平。




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