約束の指にキスして。
その後ろでからかうように笑う桔平。
一回も勝てなかったことが悔しくて、悔しくて悔しくてついキッペーをきつくだきしめる。

『キッペー②意地悪だよね!ゼンッゼン手加減しないんだから!』

お風呂に入りながら、タイルでかがみこむキッペーに話しかける。すると、ドアに1つの影がさしかかった。

『俺が②かょ(笑)瑛梨ー。俺も入っていい?』

『!!』

肩まで一気に浸かって、ドアの方を睨み付ける。
なにいってんの!?


『絶対駄目っ!』

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