約束の指にキスして。
『ねぇー!』

声をかけると、二人はピタリと動きを止めた。

『お兄ちゃんは匡ちゃんを天才って、二人とは違うって言ったけど…!確かに匡ちゃんは凄い。天才だよ。
……でも私は天才より努力家が最後に勝つって思う!二人が本物のバスケの天才!だって…コートがキラキラして見えるもん!』

そう言うと、二人は驚いた顔をしてから満面の笑みへと変わった。

『まだまだ二人は伸びるよ!!匡ちゃんよりずっとずっと上に行ける!応援してるから…ずっと側で………私に二人のバスケ見せて下さい。』

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