約束の指にキスして。
少しだけ溢れた涙を、マックスがナメった。

『マックスも一緒だってさ。』

『クゥーン…』

アタシの膝に、マックスの顎が乗る。
ほんわりと暖かい温もりが膝に広がった。

『コイツ、俺より瑛梨になつきやがって…』

『そんなことないよー(笑)マックス!いいこー!!大好きだよ!』

『クゥーン.クゥーン.クゥーン..』

『マックスも男だよなー。』

『え?』

『ワンッ!』

『(笑)』

桔平が笑う。
マックスのリードをもって、立ち上がった。

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