約束の指にキスして。
『瑛梨…』

そう。
でも、一番最初の出来事のトキ。
私を救った手があった。

匡ちゃんは、一人で相澤君のお兄さん達を殴り倒して、私を助けた。
でもその後…私は、匡ちゃんの……匡ちゃんに………

匡ちゃんに…抱かれたのだ。
小学4年生の私には、耐え難いショックだった。
だから、今まで忘れていたのだ…

『瑛梨。』

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