約束の指にキスして。
二人の大好きな事を犠牲にしてまで、自分を守って欲しくないよ……。
『ぉにぃちゃん。』
『なんだ?』
『アタシ、ここにいてもいい?迷惑じゃないかな?』
『…。』
ピーッと梓先輩の笛がなる。フットワークを終えた部員達はボールを手に、シュート練習を始めた。
それに目を奪われていたアタシの頭に、お兄ちゃんのでっかい手が降りてきて、鼻をギュッとつまんだ。
『そんな訳ねーだろ。』
『ぉにぃちゃん。』
『なんだ?』
『アタシ、ここにいてもいい?迷惑じゃないかな?』
『…。』
ピーッと梓先輩の笛がなる。フットワークを終えた部員達はボールを手に、シュート練習を始めた。
それに目を奪われていたアタシの頭に、お兄ちゃんのでっかい手が降りてきて、鼻をギュッとつまんだ。
『そんな訳ねーだろ。』