約束の指にキスして。
『お願い、健司。桔平にはこのこと言わないで??』
無言で桑原を追い払った後、瑛梨は目一杯背伸びして、俺の耳元で呟いた。
『お前さぁ、桑原平気なの?』
『分かんない…いつの間にか頷いてた。』
それって平気って事じゃねーのかよ。
ちらりと瑛梨の方を見ると、心配そうな顔をして上目遣いで俺を見ていた。
それプラス涙目。
威力が半端ねぇ。
『分かったから。そんな顔すんな。』
そう言って頭を撫でると、瑛梨はホッとした顔で笑った。
無言で桑原を追い払った後、瑛梨は目一杯背伸びして、俺の耳元で呟いた。
『お前さぁ、桑原平気なの?』
『分かんない…いつの間にか頷いてた。』
それって平気って事じゃねーのかよ。
ちらりと瑛梨の方を見ると、心配そうな顔をして上目遣いで俺を見ていた。
それプラス涙目。
威力が半端ねぇ。
『分かったから。そんな顔すんな。』
そう言って頭を撫でると、瑛梨はホッとした顔で笑った。