前世の恋を今世では。

気が付くと、小泉君に背負われていた。

「起きたか?おはよう、雨依。
 久しぶり。」

「晴陽?」


「うん、雨依。
 今世で巡り会えたな。やっと」


「本当に晴陽?」

「正真正銘、雨依loveの晴陽だ。」



ビックリして、酔いが一気になくなった。

そして、涙が出てきた。


「ごめんね、ごめんね、_」

前世は死んじゃってごめんね。


「何言ってんだよ。
 前世は死んじゃったかもだけど、今世で一緒に生きよう、な?」

「うん!」
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