月夜に笑った悪魔 (番外編)
私たちの前には、まだたくさんの敵。
改めて岳の強さを目の前で見て怯んだようだが……諦めていない様子。
ポケットから刃物や拳銃を出して、強く握ってる。
逃げないということは、戦う気があるってことだ。
「お前ら……俺が直々に相手してやるんだ。少しは俺を楽しませろよ!」
袖をまくると敵に向かっていく岳。
元月城組の人たちも意を決して岳に向かっていく。
やがて岳と衝突して……。
私は小さなナイフと起爆スイッチ、まだ動いてる爆弾を持って走って離れた。
プールの1番奥、立っていた柱の後ろに隠れて爆弾を解除していく。
私がここに持ってきた時点で、爆発まであと45秒。