月夜に笑った悪魔 (番外編)
そう思った直後、彼の顔がまた近づき。
私は布団を被ってガード。
いやとかではない。
嫌じゃないし、彼の熱は気持ちいいけど……このまますればまたやられっぱなしになる。
それがやっぱり悔しいから隠れた私。
だけど、彼は気に入らないみたいで……。
布団を勢いよく引っ張ってめくると、近づいて……。
唇に、キスをひとつ。
触れるだけで離れると、彼は至近距離で笑う。
また私の反応を見て楽しむかのようなその顔。
……ほんと、ずるい男だ。
“続きはまた今度”じゃないじゃん。