月夜に笑った悪魔 (番外編)
またしても笑う彼。
少しムカつくけど……彼のぜんぶが愛おしいからなんでも許せちゃう。
「暁、」
彼を呼ぶと落とされたキス。
角度を変えて何度も重ね合ったあとは、深いキスに……。
熱い体温。
彼の体温は私の体温をどんどん上昇させていく。
甘い熱には逆らえない。
逆らいたくない。
彼と肌を重ねて、私は幸せをたくさん感じた。
これから先、私と暁はまたケンカすることもあるだろう。
この危険な世界にいれば、もしかしたらまたなにか起こるかもしれない。
でも、きっとどんなことがあっても乗り越えていける。
暁と2人なら──。
Fin