私を愛して
先輩はよく海やお寺に連れていってくれた。
そんな中、私は主人との調停が始まった。
子供は誰が引き取るか。
無論渡すつもりは無い。
何度も裁判所に足を運んだ。
すれ違う主人は、相変わらず優しい顔で私を見ていた。
時には笑ってくれる日もあった。
もう、主人からは、愛されていないのかな?
会うとそう考えてしまう。
調停は何ヶ月もかかり、子供は私が引き取る代わりに、養育費も慰謝料も無しと言うことで決まった。