キミに溺れる。〜ピンク髪の先輩と派手色な恋を〜
♢ 心のノート:光石先輩 ♢
雨上がりの放課後。
昼間降っていた雨が止んでよかった。
──と昇降口で空を見上げていたら、トントンッと肩を叩かれた。
振り向くと、光石先輩がいて。
「今帰り?」
「はい」
「この後、時間ある?」
これから駅前のファストフード店に行くようで、私も一緒にどうか誘われた。
そこには、日南先輩や花森先輩たちもいるらしい。
「私もいいんですか?」
「いいよ。むしろ、サリー連れて行ったら日南が喜ぶ」
ということで、私もお邪魔することになった。