キミに溺れる。〜ピンク髪の先輩と派手色な恋を〜
「……っ!」
目が合って、はにかんだ日南先輩。
その耳は赤く染まっていた。
もしかして、日南先輩も照れてた……?
今までも日南先輩の笑顔にドキドキさせられてきたけど。今はそれに、キュンと胸が締めつけられるような痛みが伴う。
苦しくて切ない。
叫びたくなるような衝動に駆られる。
なのに、嬉しい。自然と笑みが零れる。
苦しいのが嬉しいなんて……私、おかしくない?