キミに溺れる。〜ピンク髪の先輩と派手色な恋を〜
……ハッ!私も行かないと!
そしてさらにその後を、私がアヒルの子のようについて行く。
「わっ、日南たちだ……!」
「すご!やっぱり派手」
「でも……カッコイイ」
道行く人たちの視線が日南先輩たちに集まる。
さすが派手な集団。
ただ校内を歩いているだけなのに注目の的。
私が見られているわけではないのに、突き刺さる視線を近くで浴びて身が竦むよう。
……なんだか有名人の付き人気分。