No rain, No rainbow-ナナイロのシアワセ-
黄・
ココロがざわざわする。
こんなの、なんでもない。
だって律さんはいつも、惜しみ無い愛情をくれるから。
きっとこれは、自分自身の自信の無さの表れで。
自分でも嫌になる。
でもいつか。
もし、いつか。
律さんに嫌われてしまったら?
こんな何にもない、なんでもない私に、律さんみたいな素敵なひとが一緒にいてくれるなんて、キセキで。
うじうじ、ぐるぐる。
嫌な想像が次々に、頭の中を廻っている。
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