No rain, No rainbow-ナナイロのシアワセ-
「あなたは自分に好意があるヤツの気持ちもわからないの?!いったい何を考えてるの?!」

そんな律さんの追及にも、

「私はいつだって、律さんのことしか考えていませんッ!他の男のひとの気持ちなんて、要りませんッ!!」

素直な気持ちしか沸いてこない。

「…あなた、自分がどれだけかわいいこと言ってるか自覚してます…?」

あなたに触れていいのは、オレだけ、です。

その囁きは、強い熱を持っている。

「…もちろん、です」

見つめあったら、優しい目の色に捕まった。






 
< 40 / 83 >

この作品をシェア

pagetop