惚れ薬を飲んだせっかち男爵はとにかく今すぐ結婚したい
「エリーゼ・・・それはつまり・・・俺と・・・」
「ええ・・・ルーカス・・・結婚・・・しましょう!」
「エリーゼ!!!」
恥じらいながら上目遣いで結婚を承諾したエリーゼを、俺は思い切り抱き締めた。
俺は夢でも見てるのだろうか・・・。いや、もう夢でもなんでもいい!!
「そうと決まればエリーゼ!すぐに結婚しよう!!いや、明日だ・・・明日、結婚式を挙げよう!!」
意気揚々に息巻く俺に、エリーゼは照れながらも、幸せそうに笑った。
「あはは!ルーカス・・・もうそんなに急ぐ必要は無いわ。惚れ薬の事があったから、急いで結婚しようとしたんでしょ?私は逃げないから・・・2人でゆっくり今後の事を話し合いましょ」
ああ、そうだな・・・・・・と言いたいところだが、残念ながらそういう訳にはいかない。
「いや、エリーゼ・・・明日、結婚式をあげよう」
「もー・・・だから、急ぐ必要はないんだってば。ほんと、せっかちなんだから!」
「いえ・・・エリーゼ嬢・・・大変言いづらいのですが・・・。明日、必ず結婚式を挙げないといけません」
「え?」
声のトーンが下がりきったダンの言葉に、エリーゼは笑顔を一転させキョトンとしている。
ああ・・・もう一個、エリーゼに謝らないといけない事があったな・・・。
ダンはそのままの声のトーンで話を続けた。
「もう結婚式のために必要な手続きは全て済ませています。エリーゼ嬢の代わりにエリーゼ嬢の母上に同意のサインもいただき、皇室も承認しました。教会も神父ももう全て手配済みです」
「・・・は?」
「ですから・・・明日、結婚式を挙げないといけないのです。もう、やり直しなど出来ません。つまり・・・明日が、おふたりが結婚出来る最初で最後のチャンスなのです・・・」
「・・・・・・」
エリーゼはそのまま硬直し、動かなくなった。
すまない。エリーゼ・・・
俺は君の事になると、いつもやり方を間違えてしまう・・・。
どうか・・・許してもらえるだろうか・・・?
「ええ・・・ルーカス・・・結婚・・・しましょう!」
「エリーゼ!!!」
恥じらいながら上目遣いで結婚を承諾したエリーゼを、俺は思い切り抱き締めた。
俺は夢でも見てるのだろうか・・・。いや、もう夢でもなんでもいい!!
「そうと決まればエリーゼ!すぐに結婚しよう!!いや、明日だ・・・明日、結婚式を挙げよう!!」
意気揚々に息巻く俺に、エリーゼは照れながらも、幸せそうに笑った。
「あはは!ルーカス・・・もうそんなに急ぐ必要は無いわ。惚れ薬の事があったから、急いで結婚しようとしたんでしょ?私は逃げないから・・・2人でゆっくり今後の事を話し合いましょ」
ああ、そうだな・・・・・・と言いたいところだが、残念ながらそういう訳にはいかない。
「いや、エリーゼ・・・明日、結婚式をあげよう」
「もー・・・だから、急ぐ必要はないんだってば。ほんと、せっかちなんだから!」
「いえ・・・エリーゼ嬢・・・大変言いづらいのですが・・・。明日、必ず結婚式を挙げないといけません」
「え?」
声のトーンが下がりきったダンの言葉に、エリーゼは笑顔を一転させキョトンとしている。
ああ・・・もう一個、エリーゼに謝らないといけない事があったな・・・。
ダンはそのままの声のトーンで話を続けた。
「もう結婚式のために必要な手続きは全て済ませています。エリーゼ嬢の代わりにエリーゼ嬢の母上に同意のサインもいただき、皇室も承認しました。教会も神父ももう全て手配済みです」
「・・・は?」
「ですから・・・明日、結婚式を挙げないといけないのです。もう、やり直しなど出来ません。つまり・・・明日が、おふたりが結婚出来る最初で最後のチャンスなのです・・・」
「・・・・・・」
エリーゼはそのまま硬直し、動かなくなった。
すまない。エリーゼ・・・
俺は君の事になると、いつもやり方を間違えてしまう・・・。
どうか・・・許してもらえるだろうか・・・?