惚れ薬を飲んだせっかち男爵はとにかく今すぐ結婚したい
せっかち達の結婚式
昨日、あれから色々と結婚式に関する説明を受けた気がするが、全く頭に入ってこなかった。
分かっている事は・・・とにかく今日、結婚式を挙げなければいけないという事だ。
・・・という訳で、私は今、されるがままにウエディングドレスを着させられている・・・。
昨日行った衣料品店で、既に私のためのウェディングドレスを製作済みって・・・そんなことってある・・・?
「まあ!!!とっっっても素敵ですわぁ!!!!」
ドレスを着せ終わった店主が、私を見てうっとりしながら感嘆の声をあげた。
鏡を見せてもらうと、そこには純白のドレスに身を包んだ私が立っている。肩周りは大きく開き、長かった髪の毛は高い位置でロールアップされ真珠の髪飾りで纏められている。
まるで物語に出てくるお姫様の様な自分の姿に、胸がジーンと熱くなり感動した。
「ドレスを着せるまでは、素肌を出せない程たくさん跡が付いてたらどうしようかと思ってましたけど、余計な心配でしたわ!でもさすがにこんな綺麗なうなじを見てしまったら、サンドロス卿も我慢出来るか分かりませんわねぇ」
ほくそ笑む店主の口から、とんでもない発言が飛び出したので、思わず吹き出した。
その・・・跡っていうのは・・・つまり・・・大人向けのロマンス小説とかで首元に花弁を散らすって・・・あれの事よね!!?
確かに、昨日ダンさんとユーリが部屋に入って来なかったら・・・その可能性も・・・あったかもしれない・・・!
熱くなってきた顔を手で覆い隠すが、そんな私の姿も店主にとっては格好の的の様だ。
分かっている事は・・・とにかく今日、結婚式を挙げなければいけないという事だ。
・・・という訳で、私は今、されるがままにウエディングドレスを着させられている・・・。
昨日行った衣料品店で、既に私のためのウェディングドレスを製作済みって・・・そんなことってある・・・?
「まあ!!!とっっっても素敵ですわぁ!!!!」
ドレスを着せ終わった店主が、私を見てうっとりしながら感嘆の声をあげた。
鏡を見せてもらうと、そこには純白のドレスに身を包んだ私が立っている。肩周りは大きく開き、長かった髪の毛は高い位置でロールアップされ真珠の髪飾りで纏められている。
まるで物語に出てくるお姫様の様な自分の姿に、胸がジーンと熱くなり感動した。
「ドレスを着せるまでは、素肌を出せない程たくさん跡が付いてたらどうしようかと思ってましたけど、余計な心配でしたわ!でもさすがにこんな綺麗なうなじを見てしまったら、サンドロス卿も我慢出来るか分かりませんわねぇ」
ほくそ笑む店主の口から、とんでもない発言が飛び出したので、思わず吹き出した。
その・・・跡っていうのは・・・つまり・・・大人向けのロマンス小説とかで首元に花弁を散らすって・・・あれの事よね!!?
確かに、昨日ダンさんとユーリが部屋に入って来なかったら・・・その可能性も・・・あったかもしれない・・・!
熱くなってきた顔を手で覆い隠すが、そんな私の姿も店主にとっては格好の的の様だ。