私の大好きだった人
 電車を乗り継いで、山の上の遊園地に行った。

昔、家族で何回も来たことがある遊園地である。

 私達は、フリーパスを買っていろんな乗り物を

乗った。夕方近くまで遊んでいると、携帯がなり

「佳世。正典君のお父さんとお母さんと一緒に

行くから、待っていて。目一杯遊んでいなさい」

と連絡があり、プリクラを取ったりして待って

いると、親達が来た。ここはナイター営業が

あり、夜空がきれいから、みんなが私の誕生日を

祝ってくれた。

 透き通った空と、満点の星空がプラネタリュウム

見たいにきれいかった。正典が

「俺達、二十歳の誕生日にディズニーランドに

行こう。そこでプロポーズしたい。だから今は

ここで予約してもいいか?」

 私は、突然の言葉にパニくっていた。

「返事は?ないの?」

「うん。!!」と、正典の頬にキスをした。

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