私の大好きだった人
私と八木君は、正典が眠っている

お墓に来ていた。

「毎月、来るよ。寂しがり屋さんの

正典だから来るよ。」

帰り道八木君が

俺のこと広幸って呼んでくれないか?と

言われた。突然のことでびっくりした

「俺、やっぱり佳世の事好き

今でも、忘れられない。」

「だって、志保と付き合っているんでしょう?」

と言ったら


「別れた。お前のこと忘れられないから

正典が亡くなって直ぐに返事はいい!!

名前で呼んで欲しいそれだけ」と

言って走って帰った。

< 69 / 77 >

この作品をシェア

pagetop