優しく残忍な人。
「総司、久しぶりに

手合わせ願う。」

斉藤さんは

総司さんに近づいた。

「いいですけど·····。

珍しいですね。

一さんから言うなんて。」

「·····」

斉藤さんは静かに構えた。

「新八さん、頼みます」

「たくっ、わかったよ。」

総司さんは笑顔で

新八さんに審判をお願いした。
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