無口な彼の妬かせ方
「も…う、1時…?」
目を擦り、うっすらと目を開けながら時計を見つめる。
目を覚ました時にはもう昼になっていた。
そういえば、携帯電源切ったままだった……
ふと思い出したそれに、携帯の電源をつけてみる。
ロックを解除して携帯画面に映しだされたそれに目を疑った。
「えっ………」
着信2件。
その二つともが翔からの着信で。
全く電話なんてしてこない翔から、初めての着信。
メールも着信数と同じく、2件きていた。