わけあって、双子の幼なじみと溺甘ルームシェア…♡
でも、苺花がこんな時間にこんなところにいるはずがない。


確かに、ここはバイト先からも近いが、家とは逆方向。

苺花が、バイト帰りに立ち寄るとも思えない。


苺花のことを考え過ぎなのか、空耳まで聞こえてくるとは…俺もそろそろヤバイ。


だから、思ってもみなかった。

何気なく覗いた鳥居の向こう側に、苺花の姿を見つけるなんて。


苺花が境内の大きな木のそばで、だれかといっしょにいる。
< 374 / 712 >

この作品をシェア

pagetop