わけあって、双子の幼なじみと溺甘ルームシェア…♡
そんなひーくんに微笑むわたしの後ろから、なぜかなぎちゃんが首元に腕をかけてきた。

まるで、だれかに取られそうになった人形を自分のほうへと引き寄せるかのような仕草だ。


「苺花。陽翔にそんな顔見せるな」

「…え?どうして、なぎちゃん?」

「言っておくけど、俺たち…もう小6のガキじゃねぇんだぜ?」

「そんなことくらい、わかってるよー。2人はわたしと同い年なんだから」
< 44 / 712 >

この作品をシェア

pagetop