わけあって、双子の幼なじみと溺甘ルームシェア…♡
この辺りでは、『夏祭りと言えばココ!』のようで、浴衣を着た人たちが次々と鳥居をくぐっていく。


大きな鳥居をくぐり、ぶら下がった提灯を頼りに、暗がりの階段を少し上がる。

そして、一番上まで上ると、広い境内にたくさんの出店が並んでいて、まるで昼間のように明るかった。


「なに食べる?」


ひーくんのその言葉に、わたしは手を挙げた。


「そんなの、決まってるよ!夏祭りで、一番初めに食べるものと言ったらー…」
< 508 / 712 >

この作品をシェア

pagetop