わけあって、双子の幼なじみと溺甘ルームシェア…♡
それにつられて、わたしも足を絡ませながら杏奈に引っ張られるままついていく。


2人との距離が開いたところで、ようやく杏奈が走るのをやめた。


「きゅっ…、急に走り出すからびっくりしたよ」


乱れた呼吸をなんとか整える。


「だって、2人には聞かれなくないことだったし」

「…聞かれたくないこと?」

「そうそう。それについて、アタシになにか報告することあるよね?」
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