わけあって、双子の幼なじみと溺甘ルームシェア…♡
ひーくんが、コーヒーを用意しようとキッチンへ立ったのを見計らって、「…なっ、苺花」となぎちゃんが耳元で囁いてきた。


…もうっ。

湯冷めさせたのはわたしじゃなくて、早く服を着なかったなぎちゃんが悪いのに…!


さっきのことを思い出したら、また顔が赤くなりそうだったから、何食わぬ顔でココアを飲んだ。


「…あっ、苺花!それっ……」


そんな声が、キッチンから聞こえてきた。
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