request
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「神茂龍牙(カミシゲリュウガ)さん…で、よろしいですか?」
「………………」
コクン。また一回頷く、神茂さん。
2階に上がってもらい、依頼書を書いてもらうと、意外と綺麗な字を書く神茂さんにちょっと驚いた。
「あら~カッコいい名前ね」
「………うっす…」
心音さんのその言葉にちょっと照れた様子。
そんな彼の依頼は
"彼女のクリスマスプレゼントを買いに行きたい"
との事。
「いや、買いに行けよ」
「ちょっと!蒼空さん!!!」
私も買いに行ったらいいじゃんって言いそうになったけど、グッと堪えたと言うのに…
「………俺、こんな顔だし…
店に行くと店員サンとか逃げてくし……
…買いづらくて………」
…………分からなくもない。
私も初めて神茂さんを見た時その目つきに怯えたしな…
「なるほど…それで、一緒について来て欲しいって事ですね」
「………………」
コクン。そして、また、頷く彼。