request
「お、オリジナルのアクセサリー!作れるんだって!」
「へぇ、どこ?それ」
「んー、とねぇ…」
千恵が送ってきてくれたサイトをもとに場所の確認をすると、
「すぐそこみたい!!!」
ここから目と鼻の先にある場所にあった。
…さすが千恵。
今回の依頼の事も説明すれば、こーゆーところあるよって教えてくれる。
助かるなぁ…
「おい、お前、移動するぞ」
「………うっす…」
ずっとオドオドしていた神茂さんを呼んでその場所へと向かう。
その場所は本当に近い場所にあって、あの店を出て2分くらいで辿り着いた。
「わぁ…なんかオシャレ…」
外観は木目調のデザインにガラス張りになっていて、中の様子がよく見える。
看板には"o.a.s"と店の名前であろうそれが書かれていた。
「何の略なんだろう」
「"original accessory shop"その略だろ」
「あ、なるほど」
蒼空さんって意外と賢いのかもしれない。
「おい、聞こえてんぞ」
「イタッ」
声に出てたらしいそれに、デコピンされる私。