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「そーいえば!月姫ちゃんと蒼空、クリスマスの日何か予定ある?」


「クリスマスですか?んー…、私は講義が17時くらいまであるぐらいです」


「俺は特に無し」


「え。」


「あ?なんだよ」




思わず声が出た。


彼女と一緒に過ごすのかと当たり前のように思っていたけれど、どうやらその予定はないらしい。




「じゃあ2人とも夜は特に予定なさそうね!

さっきまで陽葵さんと話してたんだけど、その日事務所借りてクリスマスパーティーでもしようかと思って♪」


「え!!!」




なにそれ!すごく楽しそう…!!




「したいです!パーティー!!」


「デザートもいっぱい用意してあげる♪」




その言葉に、あんまり乗り気じゃなかった蒼空さんも食い気味に話を聞いていた。




「誰が来んの?」


「えーと、とりあえず私達3人と~」


「あれ?陽葵さんは来れないんですか?」


「僕は家族と予定があるので…」




あ、そっか。すっかり忘れてた。


陽葵さんは2人のお子さんがいて、父親だということを。




「そーなのよぉ~。だから私達3人と、誰か呼びたい人でもいる?」


「んー…、あ!亜美ちゃ…」




個人的に亜美ちゃん誘いたいなって思ったんだけど、


そーいえばこの前心音さん嫌がってたな…って事を思い出して途中で口を紡ぐ。

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