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「おはよー月姫!」
「あ、千恵おはよ~寒いね」
「ほんと寒い~!!」
大学の最寄りの駅で合致した私と千恵は、お互い今日の寒さに身体を震わせる。
一旦家に帰った私は、朝ごはんを食べてから少しだけ仮眠をとった。
約30分くらいの短い時間だけど、意外と目はスッキリしている。
「今日で大学一旦終わりだね~」
「宿題ないといいなぁ」
「高校じゃないんだし、ないでしょ!」
そう言う千恵だけど、夏休みガッツリ宿題出たこと忘れてるのかな?
「………え、誰もいないんだけど」
教室に着くと、いつもは20人くらいいるこの講義なんだけど、始まる5分前だというのに誰もいない。
「今日、講義あるよね?」
「あると思うんだけど…、ちょっと連絡きてるか見てみる」
急いでメールが届いてないかチェックしてみれば、
「………待って、連絡きてた。今日休講だって」
「まじかぁー!!!」
「早起きした意味!!!」っと叫ぶ千恵。
そのメールの内容は、
『私からのクリスマスプレゼントとして、今日は休講と致します。クリスマスパーティーやらでハメを外して遊んだ人達もいてると思うので、朝はゆっくり寝て下さい。』
との事。