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ニコニコと微笑む陽葵さんに再度ペコリと頭を下げると急いで蒼空さんの家に向かう準備をする。
「月姫ちゃん、コレ持っていってあげて?」
「プリン…ですか?」
「たぶんあの子何も食べてないはずだから、これなら喜んで食べると思うわ」
そう言って渡された物は心音さんが作った手作りプリンで
「月姫ちゃんの分も入れてあるからね♪」
蒼空と一緒に食べておいで、と渡してくれた。
「じゃあ行ってきます!!」
慌ただしく飛び出した事務所。
「ほんと、月姫ちゃんって分かりやすい子」
「青春ですね~」
そんな中、事務所ではほっこりとした空気に包まれていた。