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私達もその道を通って階段を登ると




「さむっ!!!」




上に着けば、下よりも少し風が強くて髪がなびく。


私まあまあ薄着で来ちゃったよ…




「結構人いるな…」




蒼空さんと同じように下を見ると、


そこには野球をする子供達と家族で遊びに来ている人たちがチラホラといた。




「いる?」


「んー、いない…」




どうやら、そこにハルトくんの家族の姿はないらしい。




「どの辺で遊んでたんだ?」


「んーと…、公園…滑り台があったよ!」


「滑り台ねぇ」




見渡すと、左側に少し離れてはいるけれど青色の滑り台が1つあるのが見える。




「あれか?」


「あれっぽいね」




そこに着くまで周りを見渡しながら探すけれど、


子供を探していそうな家族は一向に見当たらなくて




「あそこでご飯食べたの!」




その公園に着けば、レジャーシートをひいている場所が一つだけあった。


そのシートはどうやらハルトくんとその家族でご飯を食べた場所らしい。

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