request


_________________________




「ただいま戻りました!」


「おかえりなさい。蒼空、月姫さん」




事務所に戻ると、掃除は終わったみたいで2階に陽葵さんと心音さんの姿が見えた。




「迷子の子は大丈夫だった?」


「はい!無事に家族と再会できましたよ!」


「良かったぁ~私も心配してたのよぉ」




どうやら、心音さんは陽葵さんからその話を聞いたみたい。




「寒かったでしょ~?すぐにあったかい飲み物用意するわね!」


「俺はココア」


「私もココアがいいです!」


「はいは~い♪」




いつもの席に座ると、蒼空さんの携帯から着信音が鳴って、




「もしもし?」




電話をするためか、蒼空さんはそのまま一階へと降りて行ってしまった。



(…誰からだろう?)



華さん…かな?

< 206 / 660 >

この作品をシェア

pagetop