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甘いジュース


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甘いジュース











「えっ!桜井さんと付き合ってるっ!!?」


「ちょ…声大きいって…!」




大晦日の今日。


今日1日何も予定がない私は1人になるのが嫌で、
すぐに千恵に連絡を入れた。




『今日、空いてる?』




すると、すぐに"YES"と返ってきた返事。



で、今はとあるデパートのカフェにいる。



そんな中、千恵は大きい声でそう言うから、
目立ってしまって恥ずかしい…




「ちょっとまって?
話の展開に追いつけないんだけど」


「それは今から説明するから……」




困惑状態の千恵に一から説明すると、




「いや、まぁ…月姫が桜井さんの事好きなのはなんとなーくだけど、分かってはいたけどさ」


「えっ!?」




次は私が大きな声を出してしまった。


やばいと思ってすぐに口を手で押さえる。

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