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「で、どーしたの」
「っ…………」
言わなかったとしても、優也さんには見透かされているような気がして───
「……モヤモヤするんです。
依頼だって分かっているけど、
一緒に行動してる所とか見てしまうとその度にモヤモヤして変な気持ちになっちゃって…
今の電話だって、きっと何かあったからかけてきてるだけのはずなのに…」
そう理解はしてる。
してるけど…脳裏では違うことばかり考えてしまう。
「用事があるって言われると、華さんと会うのかな…とか。
一緒にいるところを目撃すると、まだ一緒にいるのかな…なんてずっと考えてしまって…
欲を言えば、早く卒業してその依頼終わってほしい。
ほんと、自分勝手なことばかり…」
ストーカーなんて絶対怖いし
守ってあげてほしいとは思うけれど
その依頼が早く終わればいいのに。
なんて自分勝手すぎるよね…
「なーんだ。もっとやばい話されるのかな~なんて思ってたけど、
嫉妬するほど蒼空の事が好きな話じゃない」
「…………へっ?」
それは自分勝手すぎる。
そんな事を言われる覚悟をしていたけれど、全く違うものが返ってきた。