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-***-




「……ん、眩し…」




強い光に重たい瞼をうっすらと開ければ




「!!」




目の前に、蒼空さんの顔が。


ビックリして飛び起きると、
蒼空さんの隣には心音さんの姿が見えて


2人ともスースーと寝息をたてて寝ているから、
あの後いつの間にか眠ってしまったんだろう。



(全然覚えてないや……)



お酒が飲めない私はチェリースパークリングジュースを飲んで、


今までの依頼についてお喋りをしてそれで…


昨日の夜のことを思い出していたら、
「ん…」っと蒼空さんの声が。



(起きたのかな?)



顔を覗き込むと、うっすらと目を開けた蒼空さんは、なんだかまだ眠たそう。




「蒼空さん、おはよ…っ、!?」




起きたと思っていたから声をかけたのに


まさか腕を引っ張られると思ってなかったから、油断していた私はすっぽりと蒼空さんの腕の中に収まってしまって




「さむ……」




ギュウ…っと抱きしめられると、またスヤスヤと眠り始めてしまった。



たぶん私のこと抱き枕かなんかだと思ってるよね…?



寝ぼけているのか、よくわからないけれど



(あったかい………)



こんな事をされて嫌なわけなくて、


暖かいその空間に私も再び目を閉じた。

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