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な、なんでこのタイミングで…？





「さっきから聞いてれば意味わかんねーことばっか言いやがって…

……お前も、何傷ついた顔してんだよ。」


「イッ……」




バチッ、と今までで1番痛いデコピンをされて思わず顔を歪ませた。




「好きじゃないならキスなんてしねーよ。」


「っーー、」


「……わざわざ言わすな。」




チッ、と舌打ちをされたけれど


その舌打ちはなんだか嫌じゃない…。




……そうだ。


なんで疑ってしまったんだろう。



一瞬でも疑ってしまった私をぶん殴りたい。





「お前、ストーカーしてる割には知らねーことばっかなんだな。もっと調べろよ。何もかも全て。」


「………は？」


「わかんねーなら教えてやろうか？


お前がどれほどアホらしい事をしているか。」





挑発し返す蒼空さんに、


どうやら、取り乱しているのは優さんの方で




「元はといえばお前がー…！」


「俺が、なに？」




未だ、冷静を貫く蒼空さん。



優さんを見下すように見るその目は、


とても冷たい。