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優の事で悩んでいた時、
家のポストに一枚のチラシが入っていた。
(陽葵何でも屋…?)
大きな文字でそう書かれてた。
その下に
"依頼はなんでも引き受けます"
たった一行のその文。
こんなお店があるんだと
ただそう思うだけで特に気にはしていなかったのに
まさか依頼する時がくるなんて、この時は思ってもいなかった。
ある日のゼミでのこと
一つの課題が出された。
その課題は先生が決めたグループで取り組む物で、
私のいるグループは男2人女2人の計4人となっていた。
こればかりは授業の一環だし、避けることなんて出来ない。
その課題はパソコンを使ってやる物で
私たちは図書館に集まって課題を進めていた。
「んー…何か参考資料とかあるといいよなぁ」
「私探してくるよ」
ずっと座っているのも疲れたから、気分転換にちょうどいいと思って席を立つ。
(確かあの辺にあったよね)
ソレがあるであろう場所で、資料を探す。
この日の図書館はいつもより人が少なくて、がらんとしていた。